Echoes

連載mayの山diary

山で過ごす時間の速度は緩やかで、
1日が48時間分くらいあると思う。
さぁ、山を歩こう。

52025.9月〜2025.11月

9月

9/6 晴れ/大山 伯耆富士

Yさんと鳥海山に行く予定を決めようとするも、鹿児島からのアクセス時間と急に取れた連休日数が合わず泣く泣く諦める事となる。う〜。何処か、何処か遠くへ行きたい。2人で悩む。

そうだ!鳥取、大山行こう。(天気が良さげ!)

2泊3日の山旅。車移動(片道750km)なので、1泊目は米子駅辺り、2日目に登山、2泊目は松江とだけぼんやり決める。宿も食事も決めず、当日探す行き当たりばったり旅。

登山当日。昨夜の鯖しゃぶ美味しかったわぁ、と思い出しつつスッキリ起床。お酒を心ゆくまで飲みたい気持ちを我慢して良かった。私えらいぞ。

登山口到着。夏山登山口近くの駐車場はすでに満車。車は第二駐車場に停めた。ここから山頂まで階段9割、木道1割(体感)。階段を登り出すと、九州の植生と違うのが楽しく、立ち止まって植物を眺める回数も増える。と同時に、すれ違う方も多く挨拶する回数も多かった。

日本海がどーん!

ようやく眺めの良い場所に出たら、思わず声が出た。日本海がどーん!風が吹き抜けて気持ち良い。ここからはお楽しみの木道。なんで木道ってテンション上がるんだろ。植物も花が咲き天国感ある。これは口笛を吹きたくなる気分。口笛は吹けないけれど。

山頂はぎゅうぎゅうの人。これだけ眺めが良ければ座ってじっくり眺めたくなるよね。わかる。

稜線と夏空と日本海を交互に眺めながつつ、天空の木道を軽やかに下る

稜線と夏空と日本海を交互に眺めながつつ、天空の木道を軽やかに下る。下山後は楽しみにしていた「植田正治写真美術館」へ。

9月

9/27-28 曇り後小雨/九州脊梁

メンバーはPセン、Hプンと私。今回はスルーハイクなので下山口に車を1台デポ。ここから登山口までが通行止めもあり、びっくりする程遠かった。

さ、気を取り直して歩こう。雲行きは怪しいけれど... 暫くしたらポツポツと雨が降り出す。想定内。大降りにならなければラッキー。このエリアは森も深くしっとりした景色も美しい。気付けば3人とも同じレインスカートを纏い、小雨の中歩く。2人を手本に私も購入したのだ。快適で嬉しい。

山で会ったご夫婦が、今日は巨木に会いに山に来たよ、と。みんなでどの辺りか検討するも良く分からなかった。2日間で唯一出会った2人、素敵だったな。

辺りが暗くなる頃テントを張る

小雨は降り続いたままで、辺りが暗くなる頃テントを張る。水も確保出来たので良かった。小雨が辛うじて止んだので宴会開始。これからお楽しみのいつものPセン劇場が始まる頃、雨が降り出し各々テントに戻り就寝。明日は雨が止むと良いな。

夜中はひたすらに雨がテントを打つ。その音で中々熟睡出来なかった。なんとか朝を迎えるも小雨。ごはんを各々サクッと食べる。雨の中の撤収は少し憂鬱だなぁ、とぼんやり。

タンナトリカブト群生地

2日目はまだ歩いたことがない区間もあり、わくわく。途中でヒリヒリするようなトラバースが何ヶ所も。この3人だからこその選択が結果的に良かった。そこからはひたすらに下る。途中に、目的だったけれど忘れかけてたタンナトリカブト群生地に出会う。花は終わりかけでも見応え充分。圧巻。

また来年もこの季節に行きたいぞ。

2日間で食べられそうな大きいキノコを何個か見かけた。食べられるのかなぁ。気になる。

大きいキノコを何個か見かけた。食べられるのかなぁ。気になる。

10月

10/4-5 雨/白山

半年前から日程(10/3-7)だけ決めていたHコさんとの山旅。目的の山を決めたら、Hコさんが宿泊場所、ご飯、スイーツ、とスケジュールを立ててくれた。美味しいもの、美しく楽しいもの好きで、センス抜群と非の打ち所がない彼女のプランは間違いない。

10/3仕事を早上がりして空港へ。最終便でセントレアへ向かう。着くと、Hコさんが満面の笑みで、可愛らしい自作のウェルカムボードを抱え待っていてくれた!こんな事は初めてで嬉しいったらない。ハグしちゃう。

ここからはHコさんの運転で旅が始まる。夜中のドライブ、ずっと話続けた。夜中の3時頃登山口近くの駐車場到着。運転ありがとう!雨はしとしと降っている中仮眠を、と思うが興奮してなかなか寝れず出発時間に。

天気予報も2日間雨予報。分かってはいたけれど、諦めきれず小1時間Hコさんと相談。テン泊予定をやめて山荘素泊まりに変更する事に。前日確認すると、紅葉を期待した登山者達で予約が一杯。山を登りつつ山荘の受付開始時間に電話するプラン。どうか空きがありますように。

雨の中山へ入る。数日前に熊出没情報があったので気をつけよう。修験道ということもあり、軽やかに足袋を履いた修験装束の方が通り過ぎる。山荘の受付時間開始と同時に電話すると予約できて一安心。

ガスの合間に待ち望んだ紅葉が目の前に広がる

稜線に出ると、ガスの合間に待ち望んだ紅葉が目の前に広がる。2人で歓喜の声を上げた。これ程までにくっきりとした鮮やかさだとは。派手ではない深く牧歌的な美しさに心打たれた。

南竜山荘に着くなり要らないものは置いて、山頂を目指す。ここから雨足が徐々に強まるも、足元の紅葉も眩いのでそれ程気にならない。高度を上げて標高2,500mに近づくにつれいつもの頭痛、体が重く感じる症状。寝不足もあるのかいつものように歩けない。

白山室堂

白山室堂に着く頃には強風。山頂に行くか悩むも中々来れないので目指す事にした。途中撤退も視野に入れて。山頂直下は予想以上の暴風雨。なんとか標識に手を合わせ、すぐさま下り始める。どんどん強まる雨足。登山道はあっという間に沢となり、靴の内部までびしょ濡れ。こうなったら諦めもついて笑っちゃう。この状況までも楽しめる2人だから最高だ。

南竜山荘

南竜山荘に戻り濡れたものは乾燥室へ。その後も続々と団体の登山者がやってきて、乾燥室はあっという間に干せる場所がなくなった。

夜ご飯は、Hコさんオススメの石川県名物「とり野菜鍋」。下準備もバッチリの彼女に惚れ惚れしつつ舌鼓。体の隅々まで沁み渡る美味しさ!お酒もすすむわ。心も体もほかほかで就寝。

朝を迎えても雨。名残惜しい紅葉を愛でつつびっくりする程の速さで下山。途中で見た事ないくらい大きいカタツムリに遭遇。後で調べたら「ハクサンマイマイ」というらしい。雨だから出会えたラッキー。

名残惜しい紅葉を愛でつつびっくりする程の速さで下山

早く温泉入りたい。

11月

11/28-30 晴れ/くじゅう、法華院温泉

11/29の「Happy Hikers Hokkein Gathering 2025」イベントのスタッフとして参加。前日に事務局の友人達と長者原から法華院温泉山荘へ。本格的な冬の始まり。寒いけれど歩き出したら丁度良い気温。本日メインイベント、寄贈のハッピーベンチ2台にHappy Hikesのプレートを付ける。ベンチからは坊ガツル、大船山がドンっと見える最高の場所。久しぶりのこの景色、清々しくて気持ち良い。

寄贈のハッピーベンチ

翌日のイベント準備して、前夜祭という名の宴会前に慌ててテントを設営。宴会はやっぱり楽しくて遅くまで飲んじゃうね。

イベント当日は朝から晩までコンテンツ盛り沢山。ランチは、法華院温泉山荘でガパオ食べるって決めていたのに売り切れ。ショック。次回こそ食べたい。

夜はチャリティーオークションから後夜祭へと怒涛の流れ。熱い話からユルい話まで語る語る。第1回ギャザリング参加時からもう何年も経つ。久しぶりに会う友人達とも久しぶり感もなく話せる幸せ。有難い。Hプンが差し入れてくれた馬刺しが絶品で、思い出したら涎がでてくるほどだった。この日はあせび小屋泊。ストーブでがんがんに温まった体を布団に滑り込ませた。

あせび小屋

3日目、小屋の清掃を済ませて先に下る友人達を見送る。寂しい気持ちを見ないふりして。

友人達と長者原に無事下山。そのままランチを食べに行きジェラート屋さんへ。冬に食べるジェラートは格別だよね。Hくんが食べてたカボチャ味が抜群に美味しかった。また食べたい。

12月は何処を歩こう。

テキスト・写真/may

プロフィール

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may あっという間に山の虜。気付けばほぼ毎週末山にいるような。ホームマウンテンは霧島連山。屋久島は通い続けて13回。九州脊梁好き。時々鉱物活動。鹿児島在住。
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